Midjourneyは、テキストから画像を生成するAIツールとして始まりましたが、現在では画像生成だけでなく、参照画像を使った一貫性のある生成、Web上での編集、動画生成、高解像度生成まで対応する制作ツールへ進化しています。
この記事では、Midjourneyに追加されてきた主な機能やモデル更新を、最新のものから順に整理します。
新しい機能が追加された場合は、この記事の上部に追記していくことで、常に最新情報を確認しやすい構成にしています。
- 2026年4月:V8.1 Alpha / V8.1 Updates
- 2026年3月:V8 Alpha
- 2026年1月:Niji 7
- 2025年8月:Video HD Mode
- 2025年6月:V7がデフォルトモデル化 / Video V1
- 2025年5月:Omni Reference
- 2025年4月:V7 Alpha / Draft Mode
- 2025年1月:Web版Describe / Moodboard Blending
- 2024年8月:Web Editor / Web生成の一般開放
- 2024年7月:V6.1
- 2024年5月:Rooms
- 2024年3月:Character Reference
- 2023年12月:V6
- 2023年8月ごろ:Vary Region / Inpainting
- 2023年6月:V5.2 / Zoom Out / Shorten
- 2023年5月:V5.1
- 2023年4月:Niji 5
- 2023年3月:V5
- 2022年11〜12月:V4 / Niji 4
- 2022年8月:test / testpモデル
- 2022年7月:オープンベータ化
- 2022年2〜7月:V1〜V3
- まとめ:Midjourneyはどう進化してきたのか
2026年4月:V8.1 Alpha / V8.1 Updates
2026年4月には、V8.1 Alphaが公開され、その後V8.1がDiscordとmidjourney.comの両方で利用可能になりました。
V8.1では、V8系の高速性を保ちながら、より安定した見た目や画質改善が進められています。特に、SREFやMoodboardを使ったスタイル指定、HD画像の生成、細部のシャープさなどが改善されています。
便利になった点は、試作と高品質化の流れを作りやすくなったことです。まず標準解像度で素早く候補を出し、良いものだけHDで出力する、という制作フローが取りやすくなりました。
広告ビジュアル、キービジュアル、SNS投稿用画像など、複数案を出して比較する用途ではかなり使いやすい更新です。
2026年3月:V8 Alpha
2026年3月には、V8 Alphaが公開されました。
V8では、細かい指示への追従性、画像の一貫性、文字描写、生成速度が改善されました。特に、従来よりも長めで具体的なプロンプトを使った時に、指示を読み取る力が強化されています。
便利になった点は、複雑な構図や細かい指定を含む画像を作りやすくなったことです。
たとえば、人物、背景、雰囲気、構図、文字要素をまとめて指定するような広告・ポスター制作で使いやすくなっています。
また、HDモードや高品質モードも追加され、単なる高速生成だけでなく、最終出力に近い品質を狙いやすくなりました。
2026年1月:Niji 7
2026年1月には、アニメ・イラスト表現に特化したNiji 7が登場しました。
Niji系は、Midjourneyの中でもアニメ調、漫画調、東アジア系イラスト表現に向いたモデルです。Niji 7では、キャラクターの目、髪、背景の細部、イラストとしてのまとまりが改善されています。
便利になった点は、アニメ調のキャラクターや漫画風ビジュアルを作る時に、より安定した品質で出力しやすくなったことです。
キャラクター制作、漫画用の参考画像、アニメ風広告、SNS用のイラストなどに向いています。
2025年8月:Video HD Mode
2025年8月には、Video HD Modeが追加されました。
Midjourneyは画像生成だけでなく、画像を元にした動画生成にも対応するようになりましたが、この更新では動画をより高解像度で生成できるようになりました。
便利になった点は、動画の細かい破綻や粗さを減らしやすくなったことです。
特に、SNS用ショート動画、広告のモーション素材、イメージムービーの試作などで、より見栄えのする動画を作りやすくなりました。
ただし、HD動画生成は通常よりコストが高くなるため、ラフ段階では標準品質で試し、必要なものだけHD化する使い方が現実的です。
2025年6月:V7がデフォルトモデル化 / Video V1
2025年6月には、V7がMidjourneyの標準モデルになりました。
同時期に、Video V1も公開され、Midjourneyは本格的に動画生成にも踏み出しました。
V7では、画像品質、プロンプト理解、画像全体の一貫性が改善されています。さらに、Draft ModeやOmni Referenceなど、制作スピードと再現性を高める機能が強化されました。
Video V1では、生成した画像や既存画像を元に、短い動画を作れるようになりました。
便利になった点は、静止画を作って終わりではなく、その画像を動画化する流れができたことです。
たとえば、広告用の一枚絵を作り、そのままSNS向けの短尺動画に展開する、といった使い方がしやすくなりました。
2025年5月:Omni Reference
2025年5月には、Omni Referenceが追加されました。
それまでのCharacter Referenceは、主に人物キャラクターの一貫性を保つための機能でした。一方、Omni Referenceは人物だけでなく、物体、車、商品、小物、非人間キャラクターなども参照しやすくなっています。
便利になった点は、「このキャラクターを別の場所に出したい」「この商品を別のシーンに置きたい」「この車を別アングルで使いたい」といった制作がしやすくなったことです。
ブランド広告、商品ビジュアル、漫画・ゲーム用キャラクター、連続した世界観の画像制作ではかなり重要な機能です。
2025年4月:V7 Alpha / Draft Mode
2025年4月には、V7 Alphaが公開されました。
V7では、プロンプト理解、画像品質、質感、人物の身体や手の整合性などが改善されました。加えて、Draft Modeが導入され、通常よりも高速かつ低コストで画像を試作できるようになりました。
便利になった点は、アイデア出しの速度が大きく上がったことです。
いきなり高品質な完成画像を狙うのではなく、まずDraft Modeで大量に案を出し、良い方向性が見えたら通常品質で作り直す、という流れが取りやすくなりました。
これは広告、漫画、動画の絵コンテ、LP用ビジュアルなど、多数の案を比較したい制作で非常に便利です。
2025年1月:Web版Describe / Moodboard Blending
2025年1月には、Web版のDescribeやMoodboard Blendingが追加されました。
Describeは、画像を元にプロンプトを作る機能です。言葉にしづらい雰囲気や構図を、Midjourney側に読み取らせることができます。
Moodboard Blendingでは、複数のMoodboardやStyle Referenceを組み合わせて、雰囲気を混ぜることができるようになりました。
便利になった点は、完成イメージを言語化する負担が減ったことです。
デザインや写真の雰囲気を見せて、「この方向性で作りたい」という指示を出しやすくなりました。
ブランドの世界観、広告のトーン、写真集のような統一感を作る時に役立ちます。
2024年8月:Web Editor / Web生成の一般開放
2024年8月には、Web Editorが公開されました。
Web Editorでは、Reframe、Repaint、Vary Region、Pan、Zoomなどの編集機能を、Web上の統合UIで扱えるようになりました。
また、一定数以上の画像を作成したユーザーが、Web上で画像生成できるようになりました。
便利になった点は、Discordのコマンド操作に頼らず、ブラウザ上で生成と編集を進めやすくなったことです。
画像の一部を修正する、構図を広げる、縦横比を調整する、背景を追加する、といった作業がしやすくなりました。
Midjourneyが単なる生成ツールから、画像編集も含めた制作環境に近づいた更新です。
2024年7月:V6.1
2024年7月には、V6.1が公開されました。
V6.1では、手足、顔、小さなパーツ、植物や動物などの整合性が改善されました。画像品質、肌や質感、細部の表現も向上し、標準生成も高速化されています。
便利になった点は、人物や複雑な構図の破綻が減ったことです。
特に、手、腕、脚、遠くにいる人物、小さな顔などはAI画像で崩れやすい部分ですが、V6.1ではこのあたりの安定性が上がりました。
広告、人物ビジュアル、ファッション、旅行イメージ、商品写真風の画像などで使いやすい更新です。
2024年5月:Rooms
2024年5月には、Rooms機能が開放されました。
Roomsは、MidjourneyのWeb上で複数人が同じ部屋に入り、チャットしながら画像生成できる機能です。
便利になった点は、チームでの制作や相談がしやすくなったことです。
プロンプトの方向性を共有したり、生成結果を見ながら意見を出したり、友人や仕事仲間と一緒に画像制作を進めたりできます。
ただし、Roomsはその後、仕様変更や終了が行われているため、現在の運用状況は都度確認が必要です。
2024年3月:Character Reference
2024年3月には、Character Referenceが追加されました。
Character Referenceは、参照画像の人物やキャラクターに近い見た目を、別の画像でも再現しやすくする機能です。
便利になった点は、同じキャラクターを複数のシーンで使いやすくなったことです。
それ以前のMidjourneyでは、毎回顔や服装が変わってしまうことが多く、連作や漫画的な使い方には難しさがありました。
Character Referenceによって、キャラクター広告、漫画の参考画像、ストーリー性のある連続ビジュアルが作りやすくなりました。
2023年12月:V6
2023年12月には、V6が登場しました。
V6では、長めのプロンプト理解、画像内の文字表現、画像プロンプト、Remixなどが改善されました。
便利になった点は、細かい指示を入れた時の反映精度が上がったことです。
広告やポスターのように、「人物はこう」「背景はこう」「文字はこう」「雰囲気はこう」と複数の条件を指定する制作で使いやすくなりました。
また、画像内テキストの扱いが改善されたことで、完全ではないものの、文字を含むビジュアル制作にも使いやすくなりました。
2023年8月ごろ:Vary Region / Inpainting
2023年8月ごろには、Vary Region、いわゆる部分修正機能が使えるようになりました。
これは、画像の一部だけを選択して再生成する機能です。
便利になった点は、全体は良いのに一部分だけ惜しい画像を、最初から作り直さなくてよくなったことです。
たとえば、顔だけ直したい、手だけ直したい、小物だけ変えたい、背景の一部だけ調整したい、という時に使えます。
AI画像制作では「ほぼ良いけど一点だけおかしい」ということが多いため、かなり実用的な更新です。
2023年6月:V5.2 / Zoom Out / Shorten
2023年6月には、V5.2が公開されました。
V5.2では、画質、色、コントラスト、構図、プロンプト理解が改善されました。
また、Zoom Outによって、生成済みの画像の外側を広げられるようになりました。
便利になった点は、構図の調整がしやすくなったことです。
最初に人物や中心物を作り、その後で周囲の背景を広げるような使い方ができます。
バナー、表紙、サムネイル、SNS投稿など、あとから余白やレイアウトを調整したい制作で役立ちます。
2023年5月:V5.1
2023年5月には、V5.1が公開されました。
V5.1では、短いプロンプトでも見栄えの良い画像が出やすくなりました。
また、自然言語の解釈や画像のまとまりも改善されています。
便利になった点は、初心者でも扱いやすくなったことです。
細かいプロンプトを書かなくても、Midjourney側がある程度よい雰囲気にまとめてくれるため、ラフ案出しやイメージ作成が楽になりました。
また、シームレスな繰り返しパターンを作るTile機能にも対応し、壁紙、背景素材、テクスチャ作成にも使いやすくなりました。
2023年4月:Niji 5
2023年4月には、Niji 5が公開されました。
Niji 5は、アニメ・イラスト表現に特化したモデルです。
cute、expressive、scenicなどのスタイル指定によって、かわいいキャラクター、表情豊かなイラスト、背景重視のシーンなどを作り分けやすくなりました。
便利になった点は、アニメ調の画像を目的に合わせて出し分けやすくなったことです。
キャラクター制作、漫画風イラスト、ゲーム風ビジュアル、アニメ広告などで使いやすいモデルです。
2023年3月:V5
2023年3月には、V5が公開されました。
V5では、写真のようなリアルな画像生成が大きく進化しました。
プロンプトに対する追従性も上がり、より現実的で自然な画像を作りやすくなりました。
便利になった点は、実写風の広告、人物写真風ビジュアル、商品イメージ、旅行写真風の画像などに使いやすくなったことです。
この頃から、Midjourneyは単なるアート生成ツールではなく、実務的なビジュアル制作にも使えるツールとして見られるようになりました。
2022年11〜12月:V4 / Niji 4
2022年11月にはV4、12月にはNiji 4が公開されました。
V4は、Midjourneyにとって大きな進化でした。新しいアーキテクチャによって、複数の人物や物体、細かいディテール、複雑なプロンプトへの対応が大きく改善されました。
Niji 4は、アニメ・東アジア系イラスト表現に向けたモデルとして登場しました。
便利になった点は、生成結果のまとまりが大きく向上したことです。
それ以前よりも、人物、背景、物体が一枚の画像として自然に見えるようになりました。
2022年8月:test / testpモデル
2022年8月には、test / testpモデルが導入されました。
これは、新しい表現や機能を実験するためのモデルです。
完成品質を安定して出すというより、次にどのような表現が可能になるのかを試すための位置づけでした。
便利になった点は、新しい生成傾向を早めに試せたことです。
AI画像生成がまだ発展途中だった時期に、実験的な表現を探るためのモデルとして使われました。
2022年7月:オープンベータ化
2022年7月には、Midjourneyがオープンベータとして一般ユーザーに広く使われるようになりました。
この時期のMidjourneyは、Discord上でコマンドを入力して画像を生成するスタイルが中心でした。
便利になった点は、専門的な環境を用意しなくても、一般ユーザーがAI画像生成を体験できるようになったことです。
ここからMidjourneyは、クリエイター、デザイナー、イラストレーター、広告関係者、一般ユーザーの間で急速に広がっていきました。
2022年2〜7月:V1〜V3
Midjourney初期のV1〜V3は、現在のモデルと比べると抽象的で、絵画的な出力が中心でした。
V1は非常にアート寄りで、画像の一貫性は低めでした。
V2、V3と進むにつれて、構図や表現の幅が少しずつ広がっていきました。
便利になった点は、テキストから画像を作るという体験そのものが可能になったことです。
この段階では、実務用の完成画像を作るというより、アイデア出し、アート表現、偶然性のあるビジュアル探索に向いていました。
まとめ:Midjourneyはどう進化してきたのか
Midjourneyの進化を大きく分けると、以下のようになります。
2022年は、AIで画像を生成できること自体が大きな価値でした。
2023年は、写真品質、アニメ表現、構図調整、部分修正が大きく進みました。
2024年は、Web EditorやCharacter Referenceによって、制作ワークフローとして使いやすくなりました。
2025年は、V7、Omni Reference、Video V1によって、画像の一貫性と動画化が進みました。
2026年は、V8系によって、高速化、高解像度化、細かい指示への対応がさらに進んでいます。
つまりMidjourneyは、単なる画像生成AIから、画像生成、編集、参照統一、動画化まで含む総合的なビジュアル制作ツールへ変化していると言えます。


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