Midjourneyの危険性と著作権問題を解説

Midjourney利用時の著作権問題に関して Midjourney
Midjourney利用時の著作権問題に関して

はじめに

Midjourneyはクリエイターが作品を共有し、評価されるプラットフォームです。しかし、Midjourneyには著作権や法的な問題点に関する危険性が存在します。この記事では、Midjourneyの危険性と著作権問題について詳しく解説します。

Midjourneyの危険性

法的な問題点

Midjourneyで作品を共有することにより、著作権侵害やプライバシーの侵害が発生する可能性があります。ユーザーは、共有する作品が自分のオリジナルであることを確認し、他人の著作物を無断で使用しないように注意が必要です。

リスク管理

Midjourneyのサービス利用には、自己責任が伴います。サービスの利用者は、法的な問題に巻き込まれないために、自身のリスク管理を行う必要があります。Midjourneyの利用規約にも以下のように書かれています。

Both the Services and the Assets are provided to Customer on an “AS IS” BASIS, WITHOUT WARRANTIES OR CONDITIONS OF ANY KIND, either express or implied, including, without limitation, any warranties or conditions of TITLE, NON-INFRINGEMENT, MERCHANTABILITY, or FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE. You are solely responsible for determining the appropriateness of using or redistributing the Assets and assume any risks associated with use of the Services.

(約)サービスと資産は両方とも、明示的か黙示的かを問わず、権利、非侵害、商品性、または権利に関する保証や条件を含むがこれらに限定されない、いかなる種類の保証や条件もなく、「現状のまま」で顧客に提供されます。特定の目的への適合性。お客様は、アセットの使用または再配布の適切性を判断する責任を単独で負い、サービスの使用に関連するリスクを負うものとします。

https://docs.midjourney.com/docs/terms-of-service

個人がMidjourneyのような画像生成AIを使用する際に留意すべきリスクは以下の通りです。

倫理的なリスク

AIが生成した画像が人々の感情や価値観を傷つける可能性があります。特に、人種、性別、宗教などのデリケートな問題に関する画像を生成する際には注意が必要です。

プライバシーのリスク

個人情報を含む画像をAIに提供する際、そのデータが不適切に利用されるか、第三者に漏洩する可能性があります。プライバシーに配慮したAIサービスを選ぶことが重要です。

セキュリティのリスク

画像生成AIを使用する際、サービスが悪意のある第三者によって改ざんされることで、生成された画像が安全でなくなる可能性があります。信頼性のあるAIサービスを利用し、定期的にセキュリティ対策を確認することが望ましいです。

不正確な情報の拡散リスク

AIが生成した画像が誤解を招く情報を含む場合、その画像を共有することで不正確な情報が広まる恐れがあります。画像の正確性や信憑性を確認することが重要です。

著作権の侵害リスク

AIが生成した画像が他人の著作物に類似している場合、著作権侵害の問題が生じる可能性があります。著作権に関する内容は以下にて詳しく解説いします。

Midjourneyの著作権問題

Midjourneyで作った作品の著作権

Midjourneyで作成された作品は、原則として著作権はありません。この著作権問題については、まだ日本で法廷で争われたケースはありませんが、アメリカでは既にMidjourneyで生成した画像の著作者は生成者ではないとし、著作権登録を取り消したことがニュースになっている。但し、アメリカ合衆国著作権局は、この判断が全ての画像生成AIでの事象に当てはまるとはしていない。また、Midjourneyの利用規約により、作品を共有することでプラットフォームに一定の権利が許諾される場合があるため、利用規約を確認しておくことが重要です。

Midjourney自体が著作権を侵していないか

Midjourneyは、ユーザーが投稿した作品について、著作権侵害のチェックを行っているとは限りません。そのため、投稿された作品が他人の著作物を無断で使用している場合、Midjourney自体が著作権侵害に加担している可能性があります。これを回避するため、Midjourneyは適切な著作権管理を行い、投稿された作品が他人の著作物を侵害していないかどうかを確認する必要があります。

現在、Midjourney含む画像生成AIのサービスに対しアメリカで集団訴訟が行われており、この結果次第で、今後のMidjourney利用方法も変わってくる可能性があります。

Midjourneyでの著作権侵害の対処方法

著作権侵害が発覚した場合

もし、Midjourney上で自分の著作物が無断で使用されていることに気づいた場合、まずは侵害者に対して連絡を行い、削除や訂正を求めることが望ましいです。その後、侵害者が対応しない場合は、Midjourneyに通報し、対応を求めることができます。

被害者への対応

Midjourneyは、著作権侵害が発覚した場合、適切な対応を行うことが求められます。削除や訂正、謝罪などの対応を行い、被害者とのトラブルを解決することが重要です。但し、まだ画像生成AIが世の中で使われるようになって日が浅く、これからの判例によりMidjourney側の対応も変わってくる可能性があります。利用者は、Midjourneyなど画像生成AIを使うにあたってのリスクを改めて知っておくことがとても重要です。

まとめ

Midjourneyは、クリエイターが作品を共有するプラットフォームであるため、著作権や法的な問題に注意が必要です。作品の共有に際しては、自分のオリジナルであることを確認し、他人の著作物を無断で使用しないように注意することが大切です。また、Midjourney自体も著作権侵害が発生しないように、適切な管理を行うことが求められます。

この記事が、Midjourneyの危険性と著作権問題について理解し、安全に利用するための参考になれば幸いです。

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